中央分水嶺・高島トレイル
高島トレイルは琵琶湖の水源を歩く全長80kmの分水嶺トレッキング
滋賀県高島市にあるこのトレイルはかつて近江商人が、荷物の運搬などに使っていた道です。
最高地点は974m(三重嶽)と高くはありませんが、山の上からは琵琶湖と日本海を同時に眺めることができ、四季折々の自然を楽しめます。
水源の森を保護するために、宿泊施設やテント指定地はなく、自らの判断でテント場を決めなければなりません。
この「テント指定地はありません」という言葉にグッと来ました。このトレイルこそ自然の懐に懐かれる縦走の醍醐味があるのではないでしょうか、、
80kmのスルーハイクに挑戦したい気持ちはありますが、休みがとれないこともあり(本音は荷物が重くなりそうなので)半分に分けて走破することにしました。
ちなみに、80kmのスルーハイクは4日か5日が標準のようです。
また、12分割のコースも設定されているので日帰りで少しづつクリアしていくこともできます。
ソロにも憧れますが、高島トレイルの記録を見ていたら熊出没、中には熊に襲われたという記事もありビビって山の会の仲間を誘いました。
熊鈴は持ってるけど、熊よけスプレーもいる?(熊に襲われた人は熊鈴を忘れたと書いていました)
高島トレイルへのアクセスは
高島トレイルの出発地点は愛発越(あらちごえ)です。JRマキノ駅からバスが出ています。
*ただし本数が少ないので注意、午前中の便は2本だけです。
マキノ駅発 08:46 10:18
国境着 09:06 10:41
◆大阪から出発の場合
大阪駅 06:39発(京都線快速・米原行き)
京都駅 07:13着 07:24発(湖西線・永原行き)
マキノ駅着 08:40
ということになりました。湖西線も本数が少ないので、乗り遅れは命取りですゾ
高島トレイルのコースタイムを考えてみた
山レコの「らくルート」でルートとコースタイムを計画。今回はほぼコースタイム通りで考えました。いつもは80〜90%のペースで計画していますが、テント装備でザックも重くなりそうなので、余裕(あるかな?)を持ってじっくり自然を感じながら歩きたいと思ってます。
1日目
愛発越 09:10出発
乗鞍岳 11:12
黒河峠 14:05
三国山 15:33
赤坂山 16:40
*距離 約12km
黒河峠がこのトレイル唯一のトイレのある場所です、
ここでテント泊をする人が多いようですが、もう少し先に行っておきたいのでとりあえず赤坂山を宿泊予定地としました。「明王の禿」と「赤坂山」の間に水場があるのでその辺でいい場所があれば宿泊地とする予定。
2日目
赤坂山 07:00出発
大谷山 08:50
抜土 10:00
大御影山 11:50
大日尾根分岐13:30
三重嶽 15:00
*距離 約15km
抜土以降は水場がなく2日分の水を持たなければならない、、、
3日目
三重嶽 07:00出発
武奈ヶ岳 09:17
赤岩山 09:50
水坂峠 11:30 ゴール!
*距離 約9km
水坂峠からはタクシーで「くつき温泉てんくう」へ。3日間の汗を流してキレイな体で帰宅したいと思います。
くつき温泉からはバスでJR安曇川駅へ
正確には、くつき温泉からシャトルバスで道の駅くつき本陣へ、そこから徒歩1分で「朽木学校前」バス停。そして江若バスでJR安曇川駅です。
水坂峠からまっすぐ帰りたい場合は、徒歩で「保坂」バス停へ、そこからバスでJR近江今津駅へ行くことができます。
でも、やっぱり縦走のあとは温泉に入りたいですよね♨︎
そういうわけで最終日は早めに下る計画となっております。1日目に黒河峠で泊まらなかったのはこのため^^
高島トレイル水場はどこに?
高島トレイルには決まったテント場はありません。となると気になるのが水をどこで確保するのか、ということ。
購入した「中央分水嶺・高島トレイル詳細マップ」には水場情報もしっかりと載っています。
1日目 黒河峠、三国山分岐、明王の禿
2日目 抜土
3日目 ・・・ナシ!
1日目は何箇所かありましたが、2日目は1箇所、3日目に至ってはナシ!! ということは、2日目に翌日の分も汲んで持って歩かなければならないということです。それに水場といっても必ず水があるとは限りません。最悪水溜りの水を飲むことになるかも、、ということで「浄水器」は必携ですね。
5月の大峯奥駈道に備えて買った浄水器が役に立つ日がやってきました(水場の水でも浄水器を通すか煮沸した方がよいです)